遺品といえば、衣類、家電、貴重品などを思いつく人が多いことだと思います。
実は、目に見える遺品だけではなく、目に見えない遺品も存在します。
現在は、パソコンやスマートフォンが普及しており、ほとんどの人が所持しています。
パソコンやスマートフォンの中にあるデータを「デジタル遺品」と言います。
目に見えない遺品をどのように対処したらよいのかと迷ってしまいがちです。
ということで、今回はデジタル遺品の管理や処理について重要とされている5項目についてお話します。
クレジットカードの解約手続き
故人がクレジットカードを所持していた場合、なるべくはやめに解約手続きを行う準備をしましょう。
カードの利用停止手続きをする場合、最後月の引き落としが出来なくなってしまう可能性があります。
その場合、後に請求書や引き落とし不可通知が届きますので確認しましょう。
カードの利用をしていないからといって放置はしないでください。
解約手続きをしておくと、勝手にクレジットカード情報を使われる等の悪用防止になります。
パソコンやスマホのデータ整理
パソコンやスマホにはロックがかかっていることがあります。
ロックの解除が出来ない場合は、業者に依頼してみましょう。
業者に依頼をすると解除できる場合があります。
パソコンやスマホには個人情報が含まれていることがありますので悪用の為、データの整理を行いましょう。
SNSアカウントの削除
FaceBook、ツイッター、InstagramなどのSNSを利用しているかの確認をしましょう。
もしSNSを利用していた場合、自動ログインできることが多いです。
自動ログインができた場合は、アカウントを停止作業を行います。
ログインができない場合は、運営先に問い合わせをしてアカウント停止依頼をしましょう。
ネットバンキングの口座停止
銀行には店舗を持つものもあれば、店舗がないものもあります。
最近増えてきているインターネットバンキングの口座を所持している口座がないか確認しましょう。
仮想通貨や株などの管理
ブームにより、利用している人が増えたとされている仮想通貨や株などの管理も必要です。
所有している仮想通貨や株などの確認にはIDとパスワード、メールアドレスなどが必要になることが多いです。
これらの情報がないと、遺産が宙に浮いた状態になってしまいますので注意が必要です。
オンライン有料サービスの解約
月額費や年会費のかかるオンライン有料サービスの解約が必要です。
解約しなければ自動更新されることがほとんどですので、ずっとお金を払い続けなくてはいけません。
オンラインの有料会員サービスはパソコンやスマートフォンの履歴から探してみてください。
契約本人の死亡が証明できれば、家族からの依頼で解約することが可能になることが多いです。
契約している携帯電話会社の料金と一緒に引き落とされている場合もあります。
ですので契約中の携帯会社で確認しましょう。
他にも請求書や引き落とし明細などを見て、不明な引き落としがないかチェックしてください。