不用品回収の見積もりを取る方法は?見積書の項目も解説

お役立ちコラム

 

不用品回収業者を利用する際には、回収にかかる費用を把握するために見積もりを取ることが欠かせません。
「早く片づけたいから」という理由で、見積もりを取らずに回収を依頼してしまうと思わぬトラブルが発生するおそれがあります。

今回は、不用品回収業者に見積もりを依頼する方法や、見積書に記載される内容を解説します。
安心してサービスを利用するために、ぜひお役立てください。

不用品回収の見積もりを取る方法

不用品回収の見積もりを取る方法には、電話やメール、LINEを用いた非対面での方法と、業者に不用品を直接確認してもらう対面での方法の2種類があります。

以下でそれぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

電話やメール、LINEを使う

不用品回収の見積もりを取るにあたって電話やメール、LINEを使用すれば手間なく依頼できます。
口頭、もしくは写真で不用品の情報を共有するだけで見積もりを取れるので、お急ぎの方にぴったりの方法です。

また、電話の場合は受付時間が決まっていることがほとんどですが、メールやLINEの場合は多くの業者で24時間365日対応してもらえます。
休日や夜間など、都合の良い時間に見積もりを依頼できるのはうれしいポイントです。

こうした方法は簡単である一方、業者に直接確認してもらうわけではないため、見積もりと実際の費用に差が出るケースもあります。
特に口頭のみで不用品の情報を伝える場合は、家具の大きさや重量といった正確な内容が共有できず、回収時に追加料金が発生する可能性も考えられます。
非対面で見積もりを取る際は、不用品の情報をできる限り詳細に伝えるのが大切です。

くわえて、回収時になんらかの変更が生じた際に、追加料金がかかるのかどうかも確認しておくことが重要です。

不用品回収業者に直接確認してもらう

「見積額と請求額が違う……!」というトラブルを防ぐには、不用品回収業者を自宅に招き、実際に不用品を確認してもらうのがおすすめです。
不用品の種類や量、大きさなどを直接見てもらえるので、見積もりの精度が高まり、追加料金が発生するリスクも軽減できます。

また対面でのやり取りは、信頼できる業者かどうかを見極める判断材料ともなります。
「対応の仕方に問題はないか」「適切なコミュニケーションが取れるのか」などを確かめられるので、安心して依頼できるでしょう。

不用品回収の見積もりを取ったあとにキャンセルは可能?

結論からお伝えすると、不用品回収の見積もりを取ったあとでもキャンセルすることができます。
見積もりは、あくまでも“依頼した際にかかる費用の提案”であり、契約ではないためです。

ただし、業者によってはキャンセル料を請求してくるケースもあります。
キャンセル料を設定している業者は悪徳業者の可能性も高く、高額な費用を請求されることも考えられます。
こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、見積もりを取る前にキャンセル料の有無を確認し、もし費用を請求された場合は警察や消費生活センターにすぐに相談してください。

不用品回収の見積書の内容

不用品回収の見積もりを取ったら、その金額が適切かどうかを確認することが不可欠です。
見積書には、次のような内容が記載されています。

不用品回収の見積書に記載されている項目

  • 基本料金
  • 人件費
  • 出張費
  • 車両費
  • 運搬費
  • リサイクル費

見積書を受け取ったら、上記のような内容が詳細に記載されているかどうかを確認しましょう。
「内訳が明記されていない」「“作業代一式”としか記載されていない」といった場合は、悪徳業者の可能性があります。
内訳が曖昧だと「どの作業にいくらかかったのか」がわからないので、請求時に不要な料金も追加されるかもしれません。

そのため、見積書に書かれている内容に不明瞭な点があるときには、その業者に不用品回収を依頼するのは避け、ほかの業者を検討することをおすすめします。

不用品回収の費用の相場

見積書に記載される内容がおわかりいただけたところで、次に不用品回収にかかる費用の相場を見ていきます。

部屋の広さ別の費用

不用品回収の費用は、不用品の種類や量、そして作業に必要な人数によって決まります。

以下で、関西アーク株式会社に不用品回収を依頼したケースを例に、部屋の広さ別の費用の目安を見てみましょう。

関西アーク株式会社における不用品回収の費用の目安(税抜き価格)

間取り 費用の目安 作業人数
1R/1K 8,000円~ 1~2名
1DK 3万円~ 2名
1LDK 6万円~ 3名
2DK 10万円~ 3~4名
2LDK 12万5,000円~ 4名
3DK 15万円~ 5名
3LDK 18万円~ 6~7名

上記から、部屋が大きくなるほど高額になることがおわかりいただけると思います。
部屋が大きくなると不用品の量が多くなり、それに伴って作業に必要な人数も増えるため回収にかかる費用が上がるわけです。

なお、1Rや1Kのような小さな部屋でも、不用品の量が多い場合は作業人数が増えるので、回収にかかる費用が上がる点は押さえておきたいところです。

不用品の種類ごとの費用

続いて、不用品の種類別に費用の目安を見ていきましょう。

不用品の種類ごとの費用の目安

不用品の種類 費用の目安
ソファ 3,000円~
ベッド 4,000円~
タンス 5,000円~
テレビ 2,000円~
電子レンジ 2,000円~
冷蔵庫 4,000円~
洗濯機 3,000円~

いずれも不用品のの大きさや素材、重さなどによって費用が変動します。
たとえばソファの場合は、2人掛けの大きさでは3,000円~、3人以上が座れる大きさでは5,000円~が目安となります。

トラックの大きさごとの費用

不用品回収にかかる費用は不用品の種類や量にくわえて、トラックの車種と積載量によっても変わります。
部屋が広くても不用品が少量であれば軽トラックで済み、反対に部屋が狭くても不用品が大量であれば小型トラックが必要になるパターンもあります。

では、トラックの車種ごとにどの程度の費用がかかるのかを見てみましょう。

なお、不用品回収では住居をまるごと片づけたり、一度に大量の不用品回収を依頼したりしない限り大型トラックはあまり使われません。
そのため、ここでは軽トラックと小型トラックの2種類のみご紹介します。

トラックの車種ごとの費用の目安

トラックの車種 費用の目安
軽トラック 1万円~
小型トラック(2t以下) 5万円~

軽トラックの最大積載量は350kgで、1人暮らしで必要な家具や家電を十分に積載できます。
積み込む荷物としては、マットレスや冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、椅子などが目安です。

また小型トラックは最大積載量が2t以下となっており、ショートタイプとロングタイプのどちらなのかによって最適なトラックの種類が異なります。
ソファやタンス、テレビなど1人分、もしくは少なめの2人分の不用品を積み込むのであればショートタイプの小型トラックで十分です。
一方、大型の家具が多い場合や不用品の量が多い場合は、ロングタイプの小型トラックを利用したほうがよいでしょう。

ご自身に適した大きさのトラックは、見積もりを取るタイミングで不用品回収業者と相談して決めるのが一般的です。

サービスの追加料金

不用品回収では、不用品の量や作業の内容が変更になった場合、追加料金がかかることがあります。
見積もりを取る段階で追加料金の有無を確認できていないと、請求時に「想定していたよりも費用がかかった……」と困惑するかもしれません。
そうならないためにも、追加料金が発生するケースと、費用の目安は押さえておきたいところです。

追加料金が発生するケースと費用の目安

追加料金が発生するケース 費用の目安
2階以上からの搬出を行うケース 300円~
2階以上から吊り下げ作業を行うケース 1万円~
早朝や深夜に作業を行うケース 3,000円~

上記のように、「搬出に手間がかかる」「特殊な作業が必要である」といったケースでは、追加料金が発生することもありえます。

ただし追加料金は、見積もりを取るタイミングで確定するのが一般的です。
そのため、追加料金を含めた見積額を出してもらえば、実際にかかる費用総額の目安を正確に把握できます。
「費用が追加されたらどうしよう」と心配な方は、関西アーク株式会社のような、見積もりの段階で不用品回収の費用が確定し、追加料金が発生しない業者をご検討ください

不用品回収の見積もりを取るメリット

ここまでご覧になり、不用品回収を依頼するにあたって見積もりを取ることの大切さがおわかりいただけたのではないでしょうか。

以下では、さらに具体的に見積もりを取るメリットを2つお伝えします。

メリット①適正な費用であることを確認できる

見積もりを取ることで、不用品回収にかかる費用が適正かどうかを判断できるようになります。

不用品回収業者のなかには、相場よりも著しく高い費用を請求してくる業者も存在します。
見積もりを取らずに回収を依頼してしまうと「想像以上に高くて、支払いが大変……」と、負担が大きくなるかもしれません。

見積もりを取っておけば、契約を結ぶ前に費用を確かめられるため、こうしたリスクも回避できるでしょう。

メリット②費用を抑えられる可能性がある

複数の業者から相見積もりを取ると、不用品回収の費用を抑えられる可能性が高まる点もメリットです。

見積もりを取る際に、「ほかの不用品回収業者からも見積もりを取って比較検討している」と伝えると、より良い条件で利用できる場合があります。
「競合のなかから、最終的には自社を選んでもらいたい」と、値下げや付帯サービスなどを提案してもらえる可能性があるわけです。
このように見積もりは価格交渉の材料ともなるため、事前に取得しておくことで費用の負担を減らせるようになります。

不用品回収の見積もりを取る際の注意点

不用品回収の見積もりを取得する際には、気をつけたいポイントがあります。
以下の5つの注意点を押さえておくことで、安心して不用品回収を依頼できるでしょう。

不用品回収の見積もりを取る際の注意点

  • 注意点①明確な見積もりを出さない業者は避ける
  • 注意点②追加料金の有無を確認する
  • 注意点③丁寧に説明してくれる業者を選ぶ
  • 注意点④ホームページで事例をチェックする
  • 注意点⑤“一般廃棄物収集運搬業許可”の有無を確認する

注意点①明確な見積もりを出さない業者は避ける

料金体系がわかりにくく、明確な見積もりを出さない不用品回収業者は利用しないのが賢明です。
見積もりの内訳が詳細に示されていない場合、契約後に見積額を超える費用を請求される可能性もあります。

そのため「作業してみないとわからないから」という理由で、不明瞭な見積もりを提示してくる業者は選ばないほうがよいでしょう。
「洗濯機1台で4,000円」「2階からの搬出で1,000円」など、見積書に不用品回収の費用がひと目でわかるように記載されている業者を選ぶのがポイントです。

注意点②追加料金の有無を確認する

見積もりを取る際には、追加料金の有無も確認しましょう。

繰り返しになりますが、不用品回収では不用品の量や作業の内容が変更になった際に、追加料金が発生することがあります。
これを知らずに契約を結んでしまうと、想定外の費用が請求され、トラブルに発展するとも考えられます。
特に2階以上にお住まいの場合や、早朝や深夜に作業を依頼したい場合は、追加料金が必要となるケースが多いため要注意です。

そして見積もりを取る際には、口頭での確認にくわえて、その回答を見積書にも明記してもらうことが重要です。
書類に残っていれば、事前に説明のなかった費用を請求されたとしても、合意内容を示す証拠として利用できます。

注意点③丁寧に説明してくれる業者を選ぶ

不用品回収業者を初めて利用する場合は、見積書を見ても「この費用はなんだろう?」と疑問が生じるケースもあるでしょう。

こうした不明点を質問した際に、丁寧でわかりやすく説明してくれる業者を選ぶのもポイントです。

反対に、質問に対して曖昧な答えしか返ってこない場合や、回答を面倒くさがるような態度がみられる場合は、利用はおすすめできません。
なんらかのトラブルにつながるおそれもあるため、見積もりを取る際には、費用だけではなく、業者の対応にも注目して信頼できるかどうかを判断してください。

注意点④ホームページで事例をチェックする

見積もりを取得するにあたっては、不用品回収業者のホームページで事例もチェックしておくことをおすすめします。
費用面では問題がなくとも、対応面では懸念点がある業者と契約を結んでしまう可能性もあるためです。

ホームページ上に実績や利用者のコメントなどが掲載されていれば、信頼性を判断できるといえます。
さらにご自身と近い依頼内容の事例がある場合は、実際にサービスを利用した際の費用や所要時間、作業人数などの目安も把握できます

安心してサービスを利用するためにも、見積もりを取る前に業者のホームページを精査するのが肝心です。

注意点⑤“一般廃棄物収集運搬業許可”の有無を確認する

見積もりを取る際には、不用品回収業者が“一般廃棄物収集運搬業許可”を持っているか、もしくは許可を得ている業者と提携しているかも確認しておきたいところです。

一般廃棄物収集運搬業許可とは、家庭から出る不用品の収集や運搬を事業として行うために必要な許可のことです。
これを持っていると、不用品を適切に処理するための専門的な知識や技術を有しているという証明になります。

ただし、一般廃棄物収集運搬業許可を取得するのは難易度が高いとされており、自社で取得していない業者も少なくありません。
こうした業者は、許可を取得済みの業者と提携して事業を行うケースがほとんどです。
見積もりを取った業者が許可を取得していなくとも、提携先が許可を持っていれば依頼しても問題ないでしょう。

なお、一般廃棄物収集運搬業許可を取らずに回収している場合は、違法業者に該当するため利用しないようご注意ください。
業務提携を結んでいる場合も、提携先が許可を本当に取得しているのかを確認しておくと安心です。

不用品回収で避けるべき業者の特徴

最後に、利用しないほうがよい不用品回収業者の特徴をお伝えします。
「見積もりを取ったときは問題なかったのに……」と後悔しないよう、以下の特徴を持つ業者は避けましょう。

避けるべき不用品回収業者の特徴

  • 特徴①無料回収をアピールしている
  • 特徴②近所をトラックで巡回している
  • 特徴③会社情報が非公開になっている
  • 特徴④突然訪問してくる

特徴①無料回収をアピールしている

「不用品を無料で回収します」とアピールしている業者は、悪徳業者の可能性が高いため避けておきたいところです。

基本的に、不用品回収が完全に無料で実施されることはありません。回収や処理を無料で行うとなれば、業者は利益を得られないからです。

そのため無料をアピールしている業者は、利用者にとって不利になる事実を隠している可能性が高いといえます。
たとえば、トラックへの積み込み料金や交通費といった名目で、多くの費用を請求される場合もありえます。
こうしたリスクを避けるためにも、無料ではなく、適切な価格で回収を実施している業者を選ぶことが大切です。

特徴②近所をトラックで巡回している

自宅の周辺を巡回している不用品回収業者のトラックを、目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
こうした業者のなかには、一般廃棄物収集運搬業許可を取得していない業者も存在するため、回収を依頼する際には注意が必要です。

一般廃棄物収集運搬業許可がない場合は、不用品の回収を行うことが法律で禁止されています。

許可を取っていない業者に依頼すると、業者だけではなく利用者も罰則を受ける可能性があります。

そのため不用品回収のトラックが巡回していたとしても安易に声はかけず、もし利用を検討するのであれば、車体に許可番号が明記されているか否かをよく確認しましょう。

特徴③会社情報が非公開になっている

社名や住所、電話番号などがわからない不用品回収業者は、利用を控えることをおすすめします。
こうした業者は、高額請求や不法投棄などを行う悪徳業者である可能性が高いためです。
さらに会社情報が不透明だと、万が一、トラブルが発生したときに連絡が取れません。

不用品回収業者を選ぶ際には、ホームページの有無とあわせて、会社情報が明記されていることを必ず確認しましょう。
会社情報が曖昧な場合はインターネットで実態を調べ、もし確認できない場合は利用しないのが望ましいです。

特徴④突然訪問してくる

依頼していないにもかかわらず、自宅を訪問してくる業者も悪徳業者である可能性が高いため要注意です。
「今なら無料で不用品を回収します」と、一見、良く思える条件を提示してくるかもしれませんが、家の中には入れずに断ることが重要です。
家の中に入れると、「換金できそうなものを強引に持ち去られる」「不用品ではないものまで回収されて費用を請求される」といった被害を受ける可能性もあります。

アポイントメントを取らずに訪問してきた業者の提案ははっきりと断り、しつこく居座るときには警察に通報してください。

不用品回収の見積もりを取る方法は2つある!見積書を確認して信頼できる業者を選ぼう

今回は、不用品回収の見積もりを取る方法や、見積書に記載される内容を解説しました。

不用品回収の見積もりを取る方法は、電話やメール、LINEでやり取りする方法と、業者を自宅に招いて不用品を確認してもらう方法の2つがあります。
正確な見積もりを取りたい場合は、不用品を直接確認してもらうのがおすすめです。

また、見積書には基本料金や人件費、運搬費などが記載されています。
それぞれの内訳の妥当性を確認したうえで、見積もりを取る際には追加料金が必要かどうかも確認しておくと安心です。

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