親族や身近な人が亡くなると、亡くなった方の遺品整理をする機会が訪れます。
頻繁にあることではないので、遺品整理をどのようにしたらいいのかわからない方が多いはず。
遺品整理を始める時期やコツ、かかる費用や処分方法など様々な知識が必要になってきます。
また遺品買取業者に依頼する場合、スムーズに取引が終了する場合もあれば、トラブルが発生する場合も。
今回は遺品整理についての情報をまとめました。
遺品整理はいつから?遺品整理のコツは?
遺品整理とは、前術したように「親族や身近な人が亡くなった後、生前に使用していた物・所持していた物」を整理することです。
遺品には破棄する物や、買取業者に依頼をする物、役所や銀行などで手続きが必要な物など様々です。
【遺品整理をする物】
- 不動産関係
- 銀行の通帳・キャッシュカード
- クレジットカード
- 印鑑
- 健康保険証・マイナンバーカード
- 年金手帳
- パスポート
- 生命保険
- 公共料金
- 衣類・家具
など
契約関係のものは解約をする必要があったり、名義変更をする必要があったりします。
衣類や家具に関して、再利用したり、破棄したり、買取業者に依頼したり、選択肢は様々です。
遺品整理はいつから?時期について
これらの遺品をいつから整理すればいいのか疑問ですよね。
遺品整理の時期は、物によって変わってきます。
例えば、不動産関係は相続の手続きがあります。
所有している土地や住宅がある場合や、賃貸をしている不動産関係がある場合は早めの手続きをしましょう。
法的な手続きが必要なものもありますので、貴重品に関しては優先的に整理してください。
衣類品や写真に関しては時間をかけてゆっくりすると良いでしょう。
区切りの良い四十九日や百日法要の後など、親戚が集まるタイミングで行っている人が多いようです。
他に相続する親族がいない場合、遺品整理を後回しにしてしまう人もいます。
遺品整理の対象物の中には期日が設けられている物もありますので、遺品整理を放置しないように注意が必要です。
遺品整理のコツ・やり方・処分方法
遺品整理のやり方は大きく分けて2通りあります。
- 自分で遺品を整理する方法
- 遺品整理業者に依頼する方法
【自分で遺品を整理する方法】
親族のみで遺品を整理する場合は、遺品の仕分けやそれぞれの手続きを全て自分達で行います。
まず自分達で整理をするので、費用がかかりません。
自分達で仕分けをするので、丁寧な遺品整理ができます。
費用を抑えられる分、手間のかかる手続きも自分達でする必要がありますので、時間や手間がかかることが多いのです。
【遺品整理業者に依頼する方法】
遺品整理業者に依頼する場合、どうしても費用がかかります。
費用がかかる分、面倒な作業を安心して任せることができます。
自分で作業する時間がない人や、体が不自由な人はプロに任せることをお勧めします。
経験豊富な遺品整理士に任せたことで、本来みつからないような場所にあった遺品を見つけてくれたというようなケースもあります。
例えば本の間に挟まっている手紙や、タンスの引き出しに細工して隠してあった現金などが挙げられます。
自分では気が付かずに捨ててしまう恐れがあるので、注意が必要です。
遺品整理業者の費用
【遺品整理業者のおおまかな料金相場・費用】
間取り | 料金相場 | 作業時間 | 作業人数 |
---|---|---|---|
1R・1K | 30,000円~80,000円前後 | 1~3時間 | 1~2名 |
1DK | 50,000円~120,000円前後 | 2~4時間 | 2~3名 |
1LDK | 70,000円~200,000円前後 | 2~5時間 | 2~4名 |
2DK | 90,000円~250,000円前後 | 2~6時間 | 2~5名 |
2LDK | 120,000円~300,000円前後 | 3~8時間 | 2~6名 |
3DK | 150,000円~400,000円前後 | 4~10時間 | 2~7名 |
3LDK | 170,000円~500,000円前後 | 5~12時間 | 3~8名 |
4LDK以上 | 220,000円~600,000円前後 | 6~15時間 | 5~10名 |
遺品整理業者に依頼する場合、無料で見積もりをしてくれる業者がほとんどです。
明確な見積書を提示してくれますので、納得いく金額であれば申し込みをしましょう。
遺品買取業者トラブルについて
遺品買取業者に依頼してトラブルになった事例があります。
大切な遺品を大雑把に扱われたせいで壊れてしまったり、相場よりはるかに高い金額を請求されたりなどが挙げられます。
遺品買取業者トラブルに巻き込まれない為に、優良な遺品買取業者を選ぶ必要があります。
そこでご紹介したい資格があります。
遺品整理士という資格があるのをご存知でしょうか。
遺品整理士の資格を持っている人は、遺品の取り扱いについて熟知しています。
遺品整理士の資格を取得する為には、厳しい試験が設けられています。
遺品整理士の資格を獲得した後も、遺品整理協会に反する業務行為が発覚すると資格が剥奪されるという、厳しくしっかりとした資格なのです。
ですので安心して遺品整理を任せられる遺品整理士プロが在籍した遺品整理業者を選びましょう。