遺品整理する際、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
遺品整理はただ物を片付けるだけでなく、故人の思い出を大切に扱う作業だからです。
この記事では、遺品整理の業者の特徴や選び方、依頼した際のよくあるトラブルを解説します。
業者選定に注意するべき点を知ることで、安心して大切な遺品を任せられます。
遺品整理を検討している方は、参考にしてください。
遺品整理のよい業者|6つの特徴
よい業者にはいくつかの特徴があり、それらをクリアしている業者の選定により安心して依頼できます。
以下6つの特徴を示しました。
【6つの特徴】
● 公的資格(遺品整理士)をもつスタッフが在籍している
● 必要な許可を得ている
● 見積もり内容が明確である
● 公式サイトが信頼できる
● スタッフが丁寧に対応してくれる
● 実績が豊富である
● 地域密着型である
業者選びの参考にしてください。
公的資格(遺品整理士)をもつスタッフが在籍している
遺品整理士は法律や適切な供養方法に詳しく、故人の遺品を尊重しながら整理してくれます。
遺族の心情にも配慮してくれるため、安心して作業を任せられます。
資格の有無は業者のホームページや問い合わせにより確認可能です。
また、遺品整理士認定協会の登録情報を確認することで、業者の信頼性を測れます。
必要な許可を得ている
遺品整理業者は「一般廃棄物収集運搬業許可」の取得が必要です。
この許可を有する業者は、法律に基づき不用品を適切に処分できます。
不法投棄のトラブルを避けるためには、一般廃棄物収集運搬業者と提携を結んでいる業者への依頼がおすすめです。
提携の有無は業者の公式サイトやパンフレットに記載されていることが多いため、事前に確認しておくとよいでしょう。
また、電話で詳細を問い合わせることで、信頼の置ける業者かどうか判断できます。
見積もり内容が明確である
信頼できる業者は料金体系が透明で、見積もり内容が詳細に記載されています。
見積もり項目には、以下が含まれていることを確認しましょう。
【見積もり項目】
● 作業内容
● 人件費
● 運搬費
● 処分費
また、見積もりを依頼する際、電話やメールだけでなく、実際に現場を見て算出してもらうことをおすすめします。
これにより、あとから追加料金が発生するリスクを軽減できます。
また、見積もり時に疑問点があれば、遠慮せずに業者に質問し、納得のいく説明を受けることが重要です。
公式サイトが信頼できる
業者の公式サイトは信頼性を判断するための重要な情報源です。
よい業者は、以下の情報が掲載されています。
【業者の公式サイトは信頼性を判断するための重要な情報源】
● サービス内容
● 料金体系
● 実績
● お客様の声
● 資格の有無
とくに、スタッフの顔写真やプロフィールが掲載されていると、業者の透明性が高まります。
サイトを確認する際に情報が最新であるか、詳細に記載されているかをチェックしましょう。
サイトの内容に関して疑問があれば、気軽に問い合わせするのもおすすめです。
スタッフが丁寧に対応してくれる
問い合わせ時や見積もり訪問時に、迅速かつ親身になって対応してくれる業者は安心して依頼できます。
電話対応の際に言葉遣いが丁寧か、質問に対して明確な回答をしてくれるかも確認しましょう。
また、見積もり訪問時にスタッフの身なりや態度を観察し、プロ意識が感じられるかどうかも判断材料の1つです。
実績が豊富である
実績が豊富な遺品整理業者は多くの依頼を受けており、技術や知識が豊富です。
実績は業者のホームページや口コミサイトで確認できます。
過去の事例や利用者の声が掲載されていると、業者の信頼度が測れるでしょう。
また、実績が豊富な業者は、さまざまなケースに対応できる柔軟性があるため、安心して任せられます。
口コミや評判を参考にし、利用者の満足度が高い業者を選ぶことで、質の高いサービスを受けられます。
地域密着型である
地域密着型の遺品整理業者は地元の事情に詳しく、地域の廃棄ルールを遵守しています。
また、地元コミュニティとの連携が強く、トラブルが発生しても素早く連携して対処してくれます。
とくに、長年地域で活動している業者は、その地域に根ざした信頼関係を築いていることが多く、安心して依頼できるでしょう。
そのため、地域の評判や口コミを確認し、地元住民からの評価が高い業者を選ぶことをおすすめします。
遺品整理のよい業者の選び方
遺品整理を業者に依頼する際、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
以下3つの選び方をまとめました。
【信頼できる業者を選ぶ3つ】
● 口コミや評判を確認する
● サービス内容をチェックする
● 複数業者に見積もりをとる
これらのポイントを参考にして、慎重に業者を選びましょう。
口コミや評判を確認する
評判をチェックすることで、業者の信頼度やサービスの質を把握できます。
たとえば、情報源には以下があげられます。
【評判をチェック公式サイト】
● Googleレビュー
● 口コミサイト
● SNS(X、Instagram、Facebookなど)
● 地域掲示板
● 知人・友人の紹介
とくに、実際の利用者からの声は、業者の対応や作業の質を知る貴重な情報源です。
しかし、口コミはあくまで参考情報として捉え、複数の意見を見比べることが大切です。
よい評価だけでなく悪い評価も確認し、正しく業者を選定しましょう。
サービス内容をチェックする
ホームページやパンフレットを通じて、どのようなサービスが含まれているか、追加費用が必要かどうかをチェックします。
たとえば、具体的なサービス内容には以下があげられます。
サービス項目 | 詳細 |
基本作業 | 遺品の仕分け、梱包、搬出などの整理作業 |
供養サービス | 仏壇や遺品を供養する |
清掃サービス | 作業後の清掃と消臭により、住環境を整える |
買取サービス | 高価な品物や骨董品などを買い取る |
廃棄物処理 | 不用品の処分を適切に行う
※「一般廃棄物収集運搬業許可」を有している |
特殊清掃 | 特殊な状況(孤独死)に対応している |
遺品の配送 | 遠方の親族へ遺品を配送する |
立ち会いの有無 | 作業時に立ち会う必要がない、または必要ある |
アフターサービス | 作業後のフォローや相談対応が充実している |
これらの把握により、自分の依頼内容が業者の対応範囲内かどうかを見極められるでしょう。
複数業者に見積もりをとる
複数業者の見積もりの比較により、費用やサービス内容が適切か否か判断でき、極端な高額請求を避けられます。
たとえば、以下のポイントを比較しましょう。
【複数業者の見積もりの比較ポイント】
● 料金の内訳
● サービス内容
● 見積もりの透明性
● 追加料金の条件
● 対応可能な作業範囲
● スタッフの対応
● 訪問見積もりの有無
● 契約書の提示の有無
● キャンセル料の規定
とくに、訪問見積もりに対応していると現場の状況が正確に伝わるため、納得のいく見積もりを得られます。
業者によって各サービスの料金体系が異なるため、慎重に比較検討してください。
避けるべき遺品整理の業者|3つの特徴
遺品整理業者の中には、いくつかの避けるべき特徴があります。あとでトラブルにならないためにも把握できると安心です。
ここでは、以下3つの特徴を紹介します。
【3つの特徴】
● 相場より安すぎる、または高すぎる
● 営業連絡が多い
● 柔軟に対応してくれない
上記に該当する業者は依頼を控えましょう。
相場より安すぎる、または高すぎる
相場より安すぎる場合は、あとから追加料金を請求される可能性があります。
一方、高すぎる場合は不当な金額を支払わされることにつながります。
内訳を念入りに確認したうえで、ほかの業者と比較し適正な価格かどうかを判断しましょう。
複数の業者から見積もりをとることで、極端な価格設定をする業者を避けられます。
営業連絡が多い
しつこい営業や勧誘は、契約を急がせるための手段であることが多く、契約後にトラブルが発生する可能性があります。
とくに、自宅への訪問や電話で契約を強く迫る威圧的な業者は避けるべきです。
安心して依頼するためには、営業が少なく、問い合わせ時に丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶことが重要です。
もし、営業がしつこいと感じた場合は、消費者センターへの相談も検討しましょう。
柔軟に対応してくれない
遺品整理は個別のニーズに応じた対応が求められる作業です。そのため、業者が一方的に作業内容を決定したり、依頼者の意向を無視したりする場合は注意が必要です。
見積もりや打ち合わせの際に、こちらの希望を聞いてくれるか、疑問点に対して誠実に答えてくれるかを観察しましょう。
柔軟に対応してくれない場合、変更が生じるたびに費用が増える危険性もあります。
予想外の出費を防ぐためにも、依頼前に業者がどこまで対応してくれるのか、追加費用が発生する条件を確認することが重要です。
遺品整理を業者に依頼したときのよくあるトラブル
遺品整理を業者に依頼する際、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
以下に示す3つのトラブル事例を参考に、対策を講じましょう。
【トラブル事例3つ】
● 遺品を紛失される
● 遺品を不法投棄される
● あとで高額請求される
それぞれ見ていきましょう。
遺品を紛失される
遺品が紛失されるトラブルは、業者の管理が不十分な場合に起こり得ます。
たとえば、スタッフが遺品を十分にチェックせずに梱包したり、物品の識別が不十分だったりする状況が考えられます。
また、大量の遺品を扱う際に、数が合わなくなることも。
とくに貴重品や小さな思い出の品は見落とされやすいため、事前にリストを作成し、業者に明確に伝えておくことが重要です。
遺品を不法投棄される
不法投棄のトラブルは、業者が適切な許可をもたずに不用品を処分する場合に発生します。
たとえば、業者がコストを抑えるために無許可で廃棄物を処理し、違法な手順で遺品を捨ててしまう状況が考えられます。
このような行為は法律違反となり、依頼者にも責任が及ぶ可能性があるため注意が必要です。
事前に業者の許可証を確認し、処分方法の説明を受けることでトラブルを避けられるでしょう。
参考:環境省「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」
あとで高額請求される
高額請求のトラブルは、見積もり時に十分な説明がなされず、作業後に追加料金が発生するケースです。
たとえば、業者が電話のみで曖昧な見積もりを提示したり、実際の作業で予期しない追加作業が発生したりする場合が考えられます。
契約後に「見積もりに含まれていない作業があった」と言われ、追加料金を請求されることもあります。
このような状況を避けるためには、事前に詳細な見積もりを要求し、契約書で料金体系を確認しておくことが重要です。
まとめ:遺品整理の業者は複数社比較して選びましょう
遺品整理を業者に依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
複数社の比較により、最適なサービスを受けられる業者を見つけられます。
各業者の料金体系やサービス内容を十分確認し、納得のいく業者を選びましょう。
大阪の不用品回収・遺品整理なら関西アーク株式会社は、遺品整理をはじめ、特殊清掃や不用品回収・買取を行う専門業者です。
年中無休で24時間対応しており、遺品整理協会認定の資格を有するスタッフが在籍しています。
産業廃棄物収集運搬業許可も取得しており、法令を遵守した安全な廃棄物処理が可能です。
作業は立ち会いの下で行われますが、不在時の対応もご相談ください。
料金は、間取りや作業人員に応じて設定されており、予算に応じた相談も受け付けています。
遺品整理を検討されている方は、ぜひ関西アークにお問い合わせください。