遺品整理を業者に依頼する際は、数万~数十万円と決して安くない費用がかかります。
そうしたなかで適正な費用で、なおかつできる限り安く済ませるためには、見積もりを取ることが大切です。
そこで本記事では、遺品整理の見積もり方法と依頼する際に意識すべきポイントを紹介します。
適正な費用で遺品整理を早急に済ませ、故人との思い出に浸る時間をゆっくりと取るために、ぜひ最後までご覧ください。
遺品整理の見積もりとは
遺品整理にあたって依頼先の遺品整理業者を決める際には、詳細な作業内容と費用が提示された見積もりを取るのが一般的です。
見積もりの方法は、“訪問見積もり”と“電話・メール見積もり”の2つに分けられます。
ここからは、それぞれの見積もりの概要を紹介します。
訪問見積もり
訪問見積もりとは、遺品整理業者が現場に出張して遺品の量や状況を確認し、費用を算出する方法のことです。
実際に現場の状況を見て詳細な費用を算出するため、「作業開始後に追加料金が必要になった」というトラブルを防げます。
なお、遺品整理業者によっては現場まで来てもらうための出張費がかかるケースもあります。
複数の遺品整理業者に訪問見積もりを依頼するとなれば、その費用だけでも負担となるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
電話・メール見積もり
電話やメールで、間取りや遺品の量を遺品整理業者に伝えることでも、見積もりを取れます。
この方法では出張費がかからず無料で見積もりが取れるうえに、遺品整理業者が提示した費用を手軽に比較できます。
しかし、電話やメールで遺品の量を正確に伝えるのは容易ではありません。
そのため、電話やメールで提示された見積もり内容よりも、高額になるかもしれない点は念頭においておきましょう。
遺品整理の訪問見積もりのメリット
見積もりにおいて、正確な費用を提示してもらうことを重視するのであれば、訪問見積もりをおすすめします。
そこで以降では、訪問見積もりにフォーカスして活用するメリットや依頼時のポイントを紹介します。
遺品整理の訪問見積もりのメリット
- メリット①費用をかけずに正確な費用の見積もりが取れる
- メリット②遺品整理業者の様子を事前に確認できる
- メリット③悪質業者を避けられる
メリット①費用をかけずに正確な費用の見積もりが取れる
費用をかけずに適正な見積もりを取れるのが、訪問見積もりの最初のメリットとして挙げられます。
前述した通り、訪問見積もりでは現場までの出張費を請求される場合を除き、見積もりに費用がかかりません。
そのうえで正確な費用を知れるのは、大きなメリットといえるでしょう。
複数の遺品整理業者から見積もりを取れば、遺品整理にかかる費用を抑えることにもつながります。
メリット②遺品整理業者の様子を事前に確認できる
遺品整理業者の対応を実際に確認できるのも、メリットの一つです。実際に顔を合わせることで、信頼のおけそうな業者かどうかを確認できます。
訪問時に特にチェックしておきたいポイントは、次の通りです。
遺品整理業者が訪問した際にチェックしたいポイント
- 対応は丁寧か
- 不明点をわかりやすく説明してくれるか
- 言葉遣いは丁寧か
上記の項目とは反対に横柄な態度で、説明が不十分な場合は、トラブルを避けるためにも依頼を見送ったほうがよいでしょう。
メリット③悪質業者を避けられる
訪問見積もりの依頼は、悪質業者を避けることにもつながります。
悪徳業者は訪問見積もりを避け、電話やメールでの見積もりを強く勧めてくる傾向にあります。
電話やメールであれば、「現地に行かなかったから、遺品の量を想定できなかった」といった言い訳ができるためです。
この場合、当日に不要な作業を行って高額な追加料金を請求してきます。
訪問見積もりに了承してくれる遺品整理業者であれば、その時点で悪徳業者である可能性は下がるため、安心して依頼できます。
遺品整理で訪問見積もりを取る際に意識したいポイント/h2>
遺品整理で訪問見積もりを取る際は以下のポイントを意識することで、費用を抑えて依頼することにつながるかもしれません。
そのポイントを一つずつ見ていきましょう。
遺品整理で訪問見積もりを取る際に意識したいポイント
- 注意点①相見積もりを取る
- 注意点②見積書の見方を知っておく
- 注意点③処分品の量を減らす
- 注意点④買取サービスを使用する
注意点①相見積もりを取る
遺品整理を依頼する際は、複数の遺品整理業者から見積もりを取ることが重要です。
なぜなら、遺品整理業者によって作業内容や料金、オプションの内容が異なるからです。
相見積もりを取って複数の遺品整理業者を比較することで、自身が求めるサービスを提供しているところに出会える確率が高まります。
また、比較したうえでもっとも少ない費用を提示してきた遺品整理業者を選ぶと、遺品整理にかかる費用も抑えられます。
なお、相見積もりを取るときは最低でも3社から取りましょう。
そうすることで、自身に適したサービスや料金を提示している遺品整理業者をより見極めやすくなります。
注意点②見積書の見方を知っておく
遺品整理業者から提示された見積書の内容を正しく理解し、確認すべき項目に不明瞭な点はないか、また料金は妥当であるかどうかも確認しましょう。
見積書の内訳は遺品整理業者によって異なりますが、基本的には以下の項目が記載されています。
一般的に見積書に記載されている項目
- 基本料金
- 運搬費用
- 処分費用
- リサイクル費用
- 追加オプションの費用
上記の項目のなかに、“一式”とあいまいな記載がある場合は注意が必要です。
このような記載があると、作業後に「見積書に記載のない作業も行った」と言われ、高額な追加料金を請求されるおそれがあります。
そのため、少しでも不明点があった場合は見積もりを出した遺品整理業者に詳細な内訳を確認しましょう。
誠実な遺品整理業者であれば、わかりやすく説明してくれます。
注意点③処分品の量を減らす
遺品整理にかかる費用をなるべく抑えたい場合は、処分品の量をあらかじめ減らすことも大切なポイントです。
費用は処分を依頼する遺品の量によって決まるため、少ないほど費用を抑えられます。
遺品の量を減らしたい場合は、フリマアプリがおすすめです。
遺品整理業者に支払う費用を抑えられるのはもちろん、処分品が収益に変わる可能性があります。
ただし、フリマアプリの利用では売れるまでに時間がかかる、あるいは売れない可能性もあります。
そのため売ることには固執せず、場合によっては自身で処分することも視野に入れましょう。
注意点④買取サービスを使用する
遺品整理の処分方法に迷った際は、買取サービスを使用するのも一つの方法です。
遺品整理業者のなかには、不用品の買取サービスを提供しているところも存在します。
買取を依頼すると、作業費用から不用品の買取費用を差し引いてくれるため、遺品整理にかかる費用を抑えることにつながります。
遺品整理で見積もりを取る際は、費用がかからない訪問見積もりを選択するのがおすすめ
今回は、遺品整理の見積もりの取り方の種類と訪問見積もりを選んだ際のメリットを紹介しました。
見積もりの種類には、主に訪問見積もりと電話・メール見積もりの2種類があります。
このうち、訪問見積もりは現場の状況を実際に確認しながら、費用を算出します。
費用をかけずに、できるだけ詳細な見積もりを知りたいとお考えの方は訪問見積もりがおすすめです。
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